aboutsummaryrefslogtreecommitdiffstats
path: root/messages
diff options
context:
space:
mode:
authorYasuhito FUTATSUKI at POEM <futatuki@poem.co.jp>2016-03-04 20:17:07 +0900
committerYasuhito FUTATSUKI at POEM <futatuki@poem.co.jp>2016-03-04 20:17:07 +0900
commitb9d013bbbaa103dd476edec07873d042ddc6ed0e (patch)
tree2227d51fd2420e49d33911a11e226884f2554d19 /messages
parentab5e62f860d65f326fd0d63ca1465ed637fe2e4a (diff)
downloadmailman2-b9d013bbbaa103dd476edec07873d042ddc6ed0e.tar.gz
mailman2-b9d013bbbaa103dd476edec07873d042ddc6ed0e.tar.xz
mailman2-b9d013bbbaa103dd476edec07873d042ddc6ed0e.zip
Merge messages/ja/{INSTALL,UPGRADING} from lp:~futatuki/mailman/2.1-japan-poem
Diffstat (limited to 'messages')
-rw-r--r--messages/ja/INSTALL626
-rw-r--r--messages/ja/UPGRADING267
2 files changed, 165 insertions, 728 deletions
diff --git a/messages/ja/INSTALL b/messages/ja/INSTALL
index f8c4de6b..b0a13623 100644
--- a/messages/ja/INSTALL
+++ b/messages/ja/INSTALL
@@ -1,615 +1,27 @@
Mailman - The GNU Mailing List Management System
-Copyright (C) 1998,1999,2000,2001,2002 Free Software Foundation, Inc.
+Copyright (C) 1998-2005 Free Software Foundation, Inc.
51 Franklin Street, Fifth Floor, Boston, MA 02110-1301, USA
-これは Mailman 2.1 の INSTALL を菊地@高知大が和訳したものです.
-誤訳があるかもしれないので,必ず原本(英文)を参照してください.
+インストールとアップグレードの手順は、現在はすべて 「Mailman
+installation Guide.」に書かれています。 Web, PostScript, PDF
+および素のテキストのそれぞれの形式のこのガイドはこの
+ソースディストリビューションにも含まれていますし、オンラインでも
+参照できます。
-このファイルには Mailman のインストール方法が載っています.
-Mailman は標準の GNU autoconf ソフトウェアを使って設定されます.
-まず最初に,以下のセクションで概説されているようにシステムを
-セットアップしてください.その後,Mailmanソフトウェアを configure
-し, インストールしてください.
+このソースディストリビューションでは全てのマニュアル文書は
+doc/ ディレクトリ以下で提供しています。(訳注:英語です)
-バージョンアップ
-Mailman をバージョンアップするのは,既存のバージョンを上書きして
-新しい バージョンをインストールするのと同じくらい簡単です.しかし,
-バージョンアップの前に UPGRADING ファイルに書いてあるノートを
-読んでください. 重要な情報があります.
+ HTML : doc/mailman-install/index.html
+ PostScript : doc/mailman-install.ps
+ PDF : doc/mailman-install.pdf
+ plain text : doc/mailman-install.txt
-GNU Mailman のウェブサイトは http://www.list.org です.
+あるいは http://www.list.org/site.html にアクセスしてオンラインの
+インストールガイドを見付けてください。(訳注:英語です)
-GNU Mailman は http://sf.net/project/showfiles.php?group_id=103
-からダウンロードできます.
-0. インストールの必要事項
-
- まず, あなたがメールを送るときに使える, メールサーバ(MTA)と,
- CGI/1.1 の API をサポートするウェブサーバが必要です. Apache が
- ウェブサーバとしては適当です. また, MTA としては, Postfix,
- Exim, Sendmail, qmail などはどれも使えます.
-
- セキュリティ向上のために用いられている wrapper プログラムを
- 構築するためには ANSI C コンパイラーが必要です. GNU の C
- コンパイラ gcc 2.8.1 以降のバージョンでうまくいきます.Gcc
- を取って来るには, 以下の URL を参照してください.
-
- http://www.gnu.org/
-
- システムには Python インタプリタがインストールされていなけれ
- ばなりません. 現時点で,Python 2.1 またはそれより新しいもの
- が必要で, バージョン毎に最新のパッチリリースを推奨します.
- これを書いている時点で Python 2.1.3, Python 2.2.3, Python 2.3.4
- Python 2.4 が出ています.
-
- Python のソースまたは RPM, コンパイル済みバイナリを取得す
- るには Python のWebサイトをご覧ください.
-
- http://www.python.org/
-
- もし, Python をソースからインストールするのであれば, UNIX 的
- OS に標準の "./configure ; make install" でいけるでしょう.
- "make test" を実行すると沢山のテストがスキップされるかもしれ
- ません --- 気にすることはありません. 多分必要ないでしょう.
- Mailman は殆んどのシステムでコンパイルできる, 基本的な機能だ
- けを使うようにしています.
-
- もし, あなたが使おうとするメールサーバ(MTA)について
- README.<yourMTA> があったら, 今読んでください. MTA によっては
- 最新の機能(例えばウェブ経由でリストを作成・削除)をシームレス
- に統合することができます. 例えば Exim と Postfix です. 特定の
- MTA についての設定指南がそれらの README ファイルに入っています.
-
-
-1. システムセットアップ
-
- このセクションのステップを実行するには root になる必要があります.
-
- Mailman ソフトウェアのインストールの前に,特定のユーザとグルー
- プを追加登録することでシステムの準備をする必要があります.
-
- - 新しいユーザ 'mailman' を登録してください.普通これは
- /etc/passwd ファイルに追加されます.(訳注:直接 /etc/passwd
- を編集するので無く,adduser/useradd/vipw などのコマンドを使い
- ます.) もし, mailmanが(他の目的で)すでに使われていたら,他の
- 名前を選んで,下の --with-username フラグで指定します.
-
- - 新しいグループ 'mailman' を登録します.普通これは /etc/group
- ファイルに 追加されます.Mailman のファイルは 'mailman' グルー
- プでインストール され set-group-id ビットが立てられます.
- Mailman のセキュリティはこのグループ所有者の許可属性に基いて
- いますので, これを正しく設定することが重要です. もし, mailman
- が既に使われていたら,別の使われていない名前を選んで,
- 下の --with-groupname で指定します.前のステップで作成された
- mailman ユーザはこのグループのメンバーでなければなりません.
- (訳注:システムによってはユーザの登録に「既に登録されたグルー
- プ」が必要なことがあります. この場合先にグループ登録してくだ
- さい. また,別のシステムでは,コマンドでユーザ登録する時に
- 同時にグループ登録もできます.)
-
- - インストールのディレクトリを作成します (以下の文書では
- $prefix と呼ぶ). 全ての Mailman ファイルはこの $prefix の下
- にインストールされます. "configure --help" を実行すると, 読み
- 取り専用と読み書き可能なファイルとに分けてインストールする方
- 法が出てきます.
-
- Mailman 2.1 のデフォルトのインストールディレクトリは
- /usr/local/mailman です. Mailman 2.1apha 以前のバージョンでは
- /home/mailman でした. デフォルトを変更するには configure で
- --prefix オプションを使います (下を参照). Mailman 2.1 以前の
- バージョンから更新するには, インストールディレクトリを変更す
- るので無い限り, --prefix を設定する必要があります.
-
- あなたのサイトで /usr/local に nosuid オプションが付いてマウ
- ントされていないか注意してください. これがあると, Mailman の
- インストールに失敗します. というのは, セキュリティ上の理由で
- set-gid プログラムの利用を前提としているからです. もし, この
- ような問題があったら, 単純に setgid プログラムを置けるような
- 場所に Mailman をインストールしてください.
-
- インストールのディレクトリが `mailman' グループに設定されて
- いることを確認してください (あるいは --with-groupname で指定
- しようとしているグループ). そして, setgid ビットがセットされ
- ていることを確認してください. (もし, BSD システムを使うなら
- README.BSD も読んでください) また, このディレクトリが全ての
- ユーザに読み取りと実行(移動)可能であることを保証したいと思う
- でしょう. 以下のシェルコマンドでこれらのことが設定できます:
-
- % cd $prefix
- % chgrp mailman .
- % chmod a+rx,g+ws .
-
- これで, Mailman ソフトウェアを configure しインストールする
- 準備ができました.
-
-2. configure を走らせる
-
- 下にある,--with-mail-gid と --with-cgi-gid のオプションに特に
- 注意. 多分これが必要になります.
-
- このセクションに書いてある手順を実行する間は, あなたは root に
- なるべきではありません. 自分自身のログイン名か, 他のソフトを
- インストールするときに使うアカウントを使ってください. また,
- mailman ユーザになる必要はありませんが, そうしても構いません.
- 但し, 前の手順で作成した $prefix ディレクトリの書き込み許可を
- 得るためには, そのアカウントが mailman グループに所属している
- 必要があります.
-
- ターゲットのインストールディレクトリに書き込み権限があることと,
- そこに setgid ファイルを作成できることを確認してください.
- (NFS や他のマウント方式で setgid を禁止している場合があります)
-
- もし, 他の GNU ソフトをインストールしたことがあるなら, configure
- スクリプトにはおなじみでしょう. Mailman の tarball を開いた
- ディレクトリに cd して, configure を引数を付けずに実行して
- ください.
-
- % cd mailman-<version>
- % ./configure
- % make install
-
- 以下のオプションで Mailman をカスタマイズできます.
-
- --prefix=<dir>
- 標準的な GNU configure のオプションで Mailman がインス
- トールされることになるベースのディレクトリを変更します.
- デフォルトでは $prefix は /usr/local/mailman です.この
- ディレクトリはその時点で存在していなければならず,上の
- セクション1で説明したようにセットアップされていなけれ
- ばなりません.
-
- --exec-prefix=<dir>
- 標準的な GNU configure のオプションでアーキテクチャに
- 依存したバイナリのインストールディレクトリを指定できます.
-
- --with-var-prefix=<dir>
- 交換可能なデータを prefix や exec-prefix の代わりに
- <dir> の下に保存します. このようなデータの例としては,
- リストの保存書庫やリスト設定データベースがあります.
-
- --with-python=</path/to/python>
- wrapper プログラムで使用する Python インタプリタを変更
- して指定することができます.デフォルトはシェルの $PATH
- の中で最初に見つかったものを使います.コマンドラインか
- らスクリプトを実行する際には, $PATH の中で最初に見つかっ
- た Python のインタプリタが常に使われます.
-
- --with-username=<username-or-uid>
- `mailman' でないユーザ名をデフォルトに使う場合に指定
- する. `mailman' というユーザ名が既に別人によって使用さ
- れている場合にのみ使ってください. このスイッチは整数の
- ユーザID またはユーザ名を使うことができます. $prefix
- ディレクトリがこのユーザの所有であることを確認してくだ
- さい.
-
- --with-groupname=<groupname-or-gid>
- `mailman' でないグループ名をデフォルトに使う場合に指定
- します. `mailman' というグループ名が既に使われている
- 場合に限って使ってください. このスイッチは整数のグルー
- プID またはグループ名を使うことができます. $prefix
- ディレクトリがこのグループの所有であることを確認してく
- ださい.
-
- --with-mail-gid=<group-or-groups>
- mail wrapper を介してスクリプトを実行する際のグループを
- 指定します.<group-or-groups> は,1個または複数の整数
- のグループID でも,グループの名前であっても可です.リス
- トの最初の値で実際に存在 するグループの値が使用されます.
- デフォルトでは,これは `mailman other mail daemon' の
- リストになっています.
-
- これは高度にシステム依存であり,正しい値を知っておく必
- 要があります.というのは,グループIDがmail wrapper プロ
- グラムにコンパイルされてセキュリティを高めるからです.
- Sendmail を使っているシステムでは, sendmail.cf に
- "DefaultUser" を使って sendmail プロセスの gid が 設定
- されています.(もし,コメントアウトされていたら,それで
- もデフォルトを示しているかもしれません)
-
- このスイッチの正しい値を知るために, 使用している MTA の
- 説明や設定ファイルをチェックしてください.
-
- --with-cgi-gid=<group-or-groups>
- CGI wrapper を介してスクリプトを実行する際のグループを
- 指定します. <group-or-groups>は,1個または複数の整数
- のグループID でも,グループの名前であっても可です.リス
- トの最初の値で実際に存在 するグループの値が使用されます.
- デフォルトでは,これは `www www-data nobody' の リスト
- になっています.
-
- この値は Web サーバの設定に依存します.正しい値を知っ
- ておく必要があります. というのは,グループIDがCGI wrapper
- プログラムにコンパイルされてセキュリティを高めるからで
- す.これが違っていると Mailman CGI スクリプトは 動きま
- せん.
-
- もし Apache を使っていれば,httpd.conf に書かれている
- `Group' オプション の値をチェックしてください.
-
- --with-cgi-ext=<extension>
- cgi プログラムの拡張子を指定します.$PREFIX/cgi-bin に
- 置かれた CGI wrapper はこの拡張子を持ちます.(Webサーバ
- によっては 拡張子が必要です) <extension> には . (dot)
- を入れておくこと.
-
- --with-mailhost
- メールが出て行く時のホスト名(FQDN)を指定します. インストール
- が完了すれば, この値は $prefix/Mailman/mm_cfg.py で上書き
- することができます.
-
- --with-urlhost
- ウェブ URL のホスト名 (FQDN) を指定します. インストールが
- 完了すれば, この値は $prefix/Mailman/mm_cfg.py で上書き
- することができます.
-
- --with-gcc=no
- gcc が見つかっても使いません.`cc' が $PATH に無いとい
- けません.
-
-3. インストールのチェック
-
- "make install" を実行した後, 正しいパーミッションとグループ所
- 有権が設定されていることを check_perms スクリプトで確かめてく
- ださい.
-
- - cd で $prefix へ移動
-
- - bin/check_perms を実行
-
- ソースディレクトリで bin/check_perms を実行しようとしないでく
- ださい. インストールした (つまり, $prefix) ディレクトリでのみ
- 実行可能です.
-
- これが問題を報告しなければ, あなたのインストールは正しく設定さ
- れていた可能性が高い <wink> です. もし, 問題点が報告されたら,
- 手で修正するか, もう一度インストールをやりなおすか, check_perms
- を使って(多分, 一番簡単)修正することが出来ます.
-
- - インストールを行ったユーザ ($prefix のファイルの所有権を持つ
- ユーザ) になるか, root になります.
-
- - bin/check_perms -f を実行する.
-
- - エラーの報告がなくなるまで, 上の手順を繰り返す!
-
-4. 最終システムセットアップ
-
- おめでとう!Mailman ソフトウェアのインストールが完了しました.
- しかし,実際に全てをうまく動かすには,Mailman を Webサーバと
- Mailシステムの 両方に接続しないといけません.
-
- - もし,MTAとWebサーバを別のマシンで動かして,Mailman を NFS
- 経由で 共有したいと考えていたら,その2つのマシンの時計が同期
- していることを 確かめてください.この手の環境では,
- Mailman/LockFile.py に定義された CLOCK_SLOP という定数を使って,
- 時計のずれを補償したファイルロック機構 にすることができます.
-
- - Webサーバの設定で $prefix/cgi-bin に CGI スクリプトの実行許可を
- 与えてください.これをやるには root になる必要があるでしょう.
-
- 設定ファイル (httpd.conf) に書き加える行は以下のようなものにな
- るはずです. (もちろん,$prefix のところは実際の絶対パスディレ
- クトリにしてください)
-
- Exec /mailman/* $prefix/cgi-bin/*
- 又は,
- ScriptAlias /mailman/ $prefix/cgi-bin/
-
- 詳しくは,自分が使っている Webサーバの説明書を読んでください.
-
- - CGIスクリプトを実行する ユーザIDが `mailman' グループに入って
- い*ない*ことをよく確認してください.でないと,非公開の保存書
- 庫(private archive) が誰にでも見られてしまいます.
-
- - Mailman, Python, GNU のロゴをWebサーバのアクセス可能なところに
- コピーしてください.例えば Apacheの場合,画像ファイルを入れて
- おくのに 'icons' ディレクトリが用意されているはずです.例:
-
- % $prefix/icons/*.{jpg,png} /path/to/apache/icons
-
- $prefix/Mailman/mm_cfg.py にロゴのベースディレクトリを書いた
- 行を追加してください.例えば:
-
- IMAGE_LOGOS = '/images/'
-
- IMAGE_LOGOS のデフォルト値は '/icons/' です.Defaults.py.in に
- 書かれたコメントを読んでください.
-
- - Pipermail の公開メーリングリスト保存書庫を参照できるように
- Web サーバを 設定してください.
-
- 例えば Apache の場合:
-
- Alias /pipermail/ $varprefix/archives/public/
-
- ここで, $varprefix は通常は $prefix と同じで, --with-var-prefix
- オプションを付けて configure した場合にはその値となります.
-
- 詳しくは,ご利用の Web サーバの説明書を調べてください. また,
- このディレクトリでシンボリックリンクをたどることができるように
- Web サーバを設定してください.でないと,Pipermail の書庫にアク
- セスできません.Apache のユーザは FollowSymLinks オプションを
- 調べてください.
-
- また, もし公開保存書庫を国際化したいのであれば, Pipermail
- ディレクトリのデフォルト文字集合の指示をオフにした方がよいかも
- しれません. でないと, 多言語の保存書庫は正しく見ることができな
- いでしょう. Apache の標準のインストールについての設定例は:
-
- <Directory "/usr/local/mailman/archives/public/">
- AddDefaultCharset Off
- </Directory>
-
- ここで, Webサーバを再起動してください.
-
- - "サイト全体の" メーリングリストを作成します. これは, パスワード
- の覚えを送信するときの送信者に設定されます. 通常, これは mailman
- という名前のメーリングリストにしますが, もし変更が必要なら,
- mm_cfg.py に MAILMAN_SITE_LIST を設定します.(下を参照)
-
- % bin/newlist mailman
-
- 入力要求に従って必要事項を入力してください. README にも情報が
- あります.
-
- ここで, サイトリストの設定をします. これの助けになるように,
- サイトリストの便利なひな形が data/sitelist.cfg に作って
- あります. このひな形を適用するには次のようにします:
-
- % bin/config_list -i data/sitelist.cfg mailman
-
- これをやる前に, ひな形の設定オプションを見ておいてください.
- (sitelist.cfg は多くのオプションは変更されないことに注意)
- この後で, リストの管理ページで設定を見ておくことを忘れないで
- ください.
-
- サイトリストには自分を登録しておくことです. 但し管理インタ
- フェースを使うこと. というのは, この時点ではメールを使った
- 入会確認ができないからです.
-
- - crontab の設定をします.Mailman は沢山の cron ジョブを使って,
- 基本的な機能を実現しています. 以前のバージョンから更新している
- 場合には, 新しい crontab を入れる必要が出てきます. しかし, サイ
- トで複数の Mailman をインストールしている場合には注意してくだ
- さい. crontab を変更すると平行した Mailman を壊すかもしれません.
-
- あなたの使う crontab で -u オプションを使えるなら, 次の例のように
- root になって実行します. 次のコマンドを実行して
- $prefix/cron/crontab.in を crontab に登録してください.
-
- # cd $prefix/cron
- # crontab -u mailman crontab.in
-
- もし, --with-username オプションを使っていたら, -u の引数には,
- mailman の代わりにそのユーザ名を使います. もし, crontab が
- -u オプションをサポートしていなければ, 次のようにしてください.
-
- # cd $prefix/cron
- # su - mailman
- % crontab crontab.in
-
- - Mailman の qrunner デーモンを $prefix ディレクトリで次のように
- コマンド実行して起動します.
-
- % bin/mailmanctl start
-
- システムをリブートするたびに Mailman を起動したければ, そして,
- OS が chkconfig コマンドをサポートしていれば (例えば Red Hat
- や Mandrake の Linux) 次のようにしてください. (Mailman の
- インストールディレクトリから, root になって)
-
- # cp scripts/mailman /etc/init.d/mailman
- # chkconfig --add mailman
-
- (/etc/init.d はシステムによっては /etc/rc.d/init.d かもしれません)
-
- Debian では, chkconfig の代わりに次のようにします.
-
- # update-rc.d mailman defaults
-
- chkconfig をサポートしない UNIX では, scripts/mailman をコピーして
-
- # cp scripts/mailman /etc/init.d/mailman
-
- 次のようにシンボリックリンクを張ります.
-
- # cd /etc/rc.d/rc0.d
- # ln -s ../init.d/mailman K12mailman
- # cd ../rc1.d
- # ln -s ../init.d/mailman K12mailman
- # cd ../rc2.d
- # ln -s ../init.d/mailman S98mailman
- # cd ../rc3.d
- # ln -s ../init.d/mailman S98mailman
- # cd ../rc4.d
- # ln -s ../init.d/mailman S98mailman
- # cd ../rc5.d
- # ln -s ../init.d/mailman S98mailman
- # cd ../rc6.d
- # ln -s ../init.d/mailman K12mailman
-
- - Defaults.py の中の DEFAULT_EMAIL_HOST と DEFAULTS_URL_HOST を
- チェックしてください. 変更が必要な場合は mm_cfg.py に書きます.
- また, どちらかの値を変更したときには, mm_cfg.py の変更の後に,
- 次のように追加してください.
-
- add_virtualhost(DEFAULT_URL_HOST, DEFAULT_EMAIL_HOST)
-
- もし既に作成したリストがあったら, bin/fix_url.py を使って
- ドメイン名を変更してください.
-
-5. Mailman のカスタマイズ
-
- 以下の作業は上の第2節で Mailman をインストールしたときのユーザで
- おこなう必要があります.
-
- - $prefix/Mailman/Defaults.py には, インストールのときのデフォルト
- が, 沢山記述されています. もし, そのうちのどれかが間違っていれば
-   $prefix/Mailman/mm_cfg.py で上書きしてください. Defaults.py を
- 変更しないように! Defaults.py に書いてあるコメントに詳しく書かれ
- ています. リストが作成されてしまうと, それらの変更は効果が無く
- なります. その時点からは, リストの設定変更はウェブインターフェース
- を使うか, bin/withlist または bin/config_list のコマンド行
- スクリプトを使ってください.
-
- インストールの過程では既存の mm_cfg.py を上書きしません.
- このため, このファイルには自由に変更を加えることができます.
-
- 注意: HOME_DIR と MAILMAN_DIR を変更しないこと. これらは,
- configure スクリプトで自動的に設定されます.
-
- - 次のコマンドでサイトパスワードを設定する.
-
- % $prefix/bin/mmsitepass <your-site-password>
-
- このパスワードは個人ユーザやリスト管理者のパスワードが必要な
- ときにはいつでも使えます. つまり, サイト管理者には必要があれ
- ば, これらのことを調整する能力が与えられます.
-
- また, "リスト作成" の役割を持たせたサイト全体用のパスワード
- を作成することもできます. (これは, サイト管理者以外のだれかに
- ウェブ経由でリストを作成したり削除したりさせたいときに使い
- ます.) -c オプションを使うとこれができます.
-
-6. さあ, 始めよう
-
- README ファイルには "初めてリストを作成する" というところに,
- 最初のテストリストを作成する方法が書いてあります.
-
-7. トラブルと対策
-
- もし,Mailman の実行で問題が発生したら,まず以下の「一般的な
- 問題」のセクションをチェックしましょう.もし,問題がそこに含
- まれていなければ,FAQ ファイルとオンラインの FAQ Wizard を
- チェックしてください.それから,システムの syslog と,
- $prefix/logs/error ファイルにエラーが入っていないかもチェック
- しましょう.
-
- あなたのマシンでの syslog の所在はマシンによって変わります.
- /var/log/maillog にあるかもしれません./var/log/sylog の可能性
- もあります.多くのマシンでは /var/log の代わりに /adm/log に
- syslog ファイルが住み着いています.
-
- もし,エラーに遭遇したら,エラーレポートを mailman-users@python.org
- に送ってください.その中には 問題を起こしたとき,あなたが何を
- やったか説明を入れてください.また,syslog から関係する行を
- コピーしてください. また,あなたのオペレーティングシステムと
- Pythonのバージョンの情報も 入れてください.
- (訳注:もちろん英語です.)
-
-8. 一般的な問題
-
- 問題: Mailman の Webページが全て 404 File not found エラーに
- なります.
-
- 解決法: Web サーバの設定で Mailman の CGI コマンドを正しく扱え
- るように設定できていません.以下を確認:
-
- 1) Webサーバで $prefix/cgi-bin に正しく許可(permission)
- を設定する.
- 2) Webサーバを正しく再起動する.
-
- Webサーバのドキュメントをよく読んでどうしたらよいか調べ
- てください.
-
- 問題: Mailman の Webページが全て "Internal Server Error" に
- なります.
-
- 解決法: 間違った GID または UIDを使って CGIスクリプトを実行し
- ようとしている可能性があります.syslog をチェックして
- ください.例えば,以下のような行があったら,
-
- Attempt to exec script with invalid gid 51, expected 99
-
- Mailman を再インストールしなければなりません.インス
- トールのセクションで書かれたようにして $CGI_CGI を 51
- に指定してください.
-
- (訳注: ログは Web サーバの error_log に出ているかもし
- れません. 再インストールは
- ./configure --with-cgi-gid=51 ...
- と make install でできるはずです.他に問題が無ければ
- ですが.)
-
- 問題: メールをリストに送ったら,リストが見つからないという
- メールを受け取りました.
-
- 解決法: 多分,システムの alias データベースに必要な alias を
- 追加していなかったのでしょう.alias は newlist コマンド
- を実行したときに出てきます.もし実際に追加していたら,
- newaliases を実行して alias データベースを更新していな
- かった のかもしれません.上のセクション5をもう一度読んで
- ください.
-
- 問題: リストにメールを送ったら,"unknown mailer error" が
- 帰ってきました.
-
- 解決法: メールシステムで間違った GID または UIDを使っている
- 可能性があります.syslog をチェックしてください.次の
- ような 行があったら,
-
- Attempt to exec script with invalid gid 51, expected 99
-
- Mailman を再インストールしなければなりません.
- インストールのセクションで書かれたようにして $MAIL_GID
- を 51に指定してください.Postfix については次の問題も
- 見てください,デフォルトではこのような問題が発生します.
-
- (訳注:エラーメールの中に書かれているかもしれません.
- ./configure --with-mail-gid=51 ... make install で
- 修正します)
-
-
- 問題: 私は Postfix を MTA に使っています.そして, mail wrapper
- プログラムは GIDが違っていると不平を log に残します.
-
- 解決法: Postfix の main.cf 設定ファイル内に, "alias_maps" と
- いう名前で, Postfix 用に別の aliases ファイルを作って
- ください. ファイルは mailman のホームディレクトリの
- どこかあるいはどこでも mailman が書きこめるところに置
- いてください. mailman ユーザになって Postfix の
- "postalias" コマンド を alias file について実行します.
-
- % postalias <the alias file>
-
- さらに,mailman ユーザで,
-
- % python -c'import os; print os.getgid()'
-
- を実行します.これで mailman プログラム が mail wrapper
- 実行の際に 使うべき グループ ID が出力されます. これを
- "thegid" としましょう.次のようにして mailman を再構築
- してください.
-
- % ./configure --with-mail-gid=thegid
-
- Postfix と Mailman を連携して使う件については,
- README.POSTFIX も見てください.
-
-
- 問題: リストにメールを送ると,
- "sh: wrapper not available for sendmail programs"
- というメールが帰ってきます.
-
- 解決法: あなたのシステムでは sendmail restricted shell (smrsh)が
- 使われて います.メール wrapper ($prefix/mail/wrapper)
- から smrsh で実行が許可されているディレクトリへシンボ
- リックリンクを 張る必要があります.
-
- 一般的にこのディレクトリは /var/admin/sm.bin,
- /usr/admin/sm.bin 又は /etc/smrsh などに設定されています.
-
- Debian linux ではシステムは /usr/lib/sm.bin を作成します
- が,これは間違っています./usr/admin/sm.bin を 作ってそ
- こへリンクを作成する必要があります.
- 注:newaliases が吐き出すどの alias も wrapper への
- 安全なリンクを指す必要があります.
-
- 問題: configure を呼び出すときに散らかしてしまいました.
- 掃除をして再インストールするにはどうしたらいいですか?
-
- 解決法 % make clean
- % ./configure --with-the-right-options
- % make install
-
-
+訳注: 日本語の Mailman の各種マニュアルは「Mailman日本語情報」
+http://docs.python.jp/contrib/mailman/ にまとまってありますが、
+このページを管理されていた菊地氏が2012年1月に永眠されましたため、
+以後更新がされておりません。
+このため、内容がやや古くなりつつありますので注意しつつ利用ください。
diff --git a/messages/ja/UPGRADING b/messages/ja/UPGRADING
index 3afc8c5f..7647107f 100644
--- a/messages/ja/UPGRADING
+++ b/messages/ja/UPGRADING
@@ -1,165 +1,190 @@
Mailman - The GNU Mailing List Management System
-Copyright (C) 1998,1999,2000,2001,2002 by the Free Software Foundation, Inc.
+Copyright (C) 1998-2014 by the Free Software Foundation, Inc.
51 Franklin Street, Fifth Floor, Boston, MA 02110-1301, USA
-[例によって誤訳が含まれている可能性がありますので, 原本を参照しながら
-ご利用ください.](菊地@高知大)
+[例によって誤訳が含まれている可能性がありますので、原本を参照しながら
+ご利用ください。](菊地@高知大)
+(更新: 2.1.18以降についての訳追加:二木@市民電子情報網)
直前のバージョンからの更新
- ほとんどの部分で, Mailman を更新するには, 既存のバージョンの上に,
- そのまま最新バージョンをインストールするだけです. たいがいは,
- 新リリースを解凍し, 前と同じオプションで 'configure' を実行し, そして
- 'make install' を実行するだけです.
- しかし, 一部には手で修正してあげないといけないところもあります.
+ ほとんどの部分で、 Mailman を更新するには、既存のバージョンの上に、
+ そのまま最新バージョンをインストールするだけです。たいがいは、
+ 新リリースを展開し、前と同じオプションで 'configure' を実行し、そして
+ 'make install' を実行するだけです。
+ しかし、一部には手で修正する必要がある変更があることもあります。
- 何をしなければならないかは, 現在利用しているバージョンと更新しよう
- としているバージョンによって変ります. どの場合にも, まずメールと
- ウェブでの Mailman へのアクセスを停止しましょう. 基本的に, データ
- ベースを更新しようとしているわけですから, 更新中にデータベースに変
- 更が起こらないようにしておくことはよい考えです.
+ 何をしなければならないかは、現在利用しているバージョンと更新しよう
+ としているバージョンによって変ります。どの場合にも, まずメールと
+ ウェブでの Mailman へのアクセスを停止しましょう。 基本的に、データ
+ ベースを更新しようとしているわけですから、更新中にデータベースに
+ 変更が起こらないようにしておくことはよい考えです。
私の推奨:
- - メール受信サーバを止める. 多くの SMTP サーバは, もし相手のポート
- 番号 25 が閉じられていたら, メールを待機させます.
+ - メール受信サーバを止める。多くの SMTP サーバは、もし相手のポート
+ 番号 25 が閉じられていたら、メールを待機させます。
- - 一時的に Mailman へのウェブ接続を止める. これは, ウェブサーバを
- 止めるか, または Mailman の URL へのアクセスを "サービスがありま
- せん" と書いたページへ向けるかすることでできます. 詳しくはご利用
- のウェブサーバの説明書をご覧ください.
+ - 一時的に Mailman へのウェブ接続を止める。これは、ウェブサーバを
+ 止めるか、または Mailman の URL へのアクセスを "サービスがありま
+ せん" と書いたページへ向けるかすることでできます。詳しくはご利用
+ のウェブサーバの説明書をご覧ください。
+
+Python の更新
+
+ 新しいバージョンの Python を同じ場所で置き換えるのであれば、特に
+ Mailman の側では何もする必要はありません。
+
+ 現在インストールされている Python と別の場所に新しいバージョンの
+ Python をインストールして、そのバージョンの Python を Mailman で
+ 使用するには、新しい Python を --with-python オプションで示して
+ Mailman を configure しなおす必要があります。また、Mailman の
+ crontab や /etc/init.d のスクリプトを確認して phthon コマンドを
+
+ 必要に応じて手で修正しなければなりません。
+
+2.1.5以上2.1.17までから2.1.18以降への更新
+
+ Mailman 2.1.18 では dmarc_moderation_action 機能をサポートするために
+ 新しく Python パッケージへの依存が加わりました。Mailman で使用する
+ Python 環境に dnspython パッケージが使用できるようになっている必要が
+ あります。 ./configure スクリプトは dnspython パッケージを検出
+ できなければエラーメッセージを吐いて終了します。dnspython の
+ パッケージは <http://www.dnspython.org/> あるいは The CheeseShop
+ <https://pypi.python.org/pypi/dnspython/> からダウンロードできます。
+ また、pip でインストールすることもできます。
2.1.4 から 2.1.5 への更新
- Mailman 2.1.5 では, qfiles と保留データベースのファイル形式に大きな
- 変更が加えられました. 更新は自動的かつ滑らかに行われるよう, 細心の
- 注意が払われていますが, 二重にチェックし, 超偏執狂的に, 更新前に
- mailman サイトのバックアップを取ってください. 更新前に上に書いたように
- mailman を止めるのを忘れないように.
-
- 特に, MM2.1.4 では, キューの中のメールは .msg と .pck の2つのファイル
- によるメールメッセージと, .db ファイルによるメタデータで扱われて
- いました. MM2.1.5 ではより効率的に .pck のファイルひとつをメール
- メッセージとメタデータの両方に使います. このことで MM2.1.5 は
- ファイルシステムへの負荷を減らしているはずです.
-
- bin/upgrade スクリプトは, 更新の際に自動的に実行され, 古い qfiles を
- 新しいスタイルの qfiles に変換します. もし, qfiles の下のディレクトリ
- に沢山のファイルがあると, これはとても時間がかかるかもしれません.
- 特に, qfiles/shunt ディレクトリにあるファイルに気をつけてください.
- これらも更新されます. 但し, qfiles/bad のファイルは更新されません.
-
- MM2.1.4 では保留になった動作(つまり, 入会, 退会, 保留メールなど)
- のデータベースファイルは, 全てのメーリングリストについて共有されて
- いました. MM2.1.5 ではリスト毎に保留データベースを持つことになります.
- 全ての保留動作をリスト毎のファイルに分けるのに, 細心の注意を払って
- いますが, バグがある可能性もあります. そう簡単ではないかもしれませんが,
- 更新する前に保留動作を全てクリアーしておく方がよいでしょう.
+ Mailman 2.1.5 では、qfiles と保留データベースのファイル形式に大きな
+ 変更が加えられました。 更新は自動的かつ滑らかに行われるよう、細心の
+ 注意が払われていますが、二重にチェックし、超偏執狂的に、更新前に
+ mailman サイトのバックアップを取ってください。更新前に上に書いたように
+ mailman を止めるのを忘れないように。
+
+ 特に、MM2.1.4 では、キューの中のメールは .msg と .pck の2つのファイル
+ によるメールメッセージと、.db ファイルによるメタデータで扱われて
+ いました。MM2.1.5 ではより効率的に .pck のファイルひとつをメール
+ メッセージとメタデータの両方に使います。このことで MM2.1.5 は
+ ファイルシステムへの負荷を減らしているはずです。
+
+ bin/upgrade スクリプトは、更新の際に自動的に実行され、古い qfiles を
+ 新しいスタイルの qfiles に変換します。もし, qfiles の下のディレクトリ
+ に沢山のファイルがあると、これはとても時間がかかるかもしれません。
+ 特に、qfiles/shunt ディレクトリにあるファイルに気をつけてください。
+ これらも更新されます。但し、qfiles/bad のファイルは更新されません。
+
+ MM2.1.4 では保留になった動作(つまり、入会、退会、保留メールなど)
+ のデータベースファイルは、全てのメーリングリストについて共有されて
+ いました。MM2.1.5 ではリスト毎に保留データベースを持つことになります。
+ 全ての保留動作をリスト毎のファイルに分けるのに、細心の注意を払って
+ いますが、バグがある可能性もあります。簡単ではないかもしれませんが、
+ 更新する前に保留動作を全てクリアーしておく方がよいでしょう。
2.0.x から 2.1 への更新
- Mailman 2.0.x から 2.1 に更新したときには, 司会とプライバシーに関
- するオプションをよくチェックして, 希望通りに設定されているかどうか
- 調べてください. Mailman の司会とプライバシーに関するオプションは,
- かなり変更があり, より理解しやすく制御しやすくなっています. 古い設
- 定変数を新しい設定変数に翻訳するための努力はなされていますが, 旧式
- の解釈は非常に複雑で, あなたが設定したものが正しく翻訳されていない
- 可能性があります.
+ Mailman 2.0.x から 2.1 に更新したときには、司会とプライバシーに関
+ するオプションをよくチェックして、希望通りに設定されているかどうか
+ 調べてください。Mailman の司会とプライバシーに関するオプションは、
+ かなり変更があり、より理解しやすく制御しやすくなっています。古い設
+ 定変数を新しい設定変数に翻訳するための努力はなされていますが、旧式
+ の解釈は非常に複雑で、あなたが設定したものが正しく翻訳されていない
+ 可能性があります。
- 特に (プライバシー -> 送信者フィルター) の default_member_moderation,
+ 特に (プライバシー -> 送信者フィルター) の default_member_moderation、
generic_nonmember_action と accept_these_nonmembers をチェックして
- ください. また, 会員管理画面で会員情報の「発言制限」フラグもチェッ
- クしてください.
+ ください。また、会員管理画面で会員情報の「発言制限」フラグもチェッ
+ クしてください。
- Mailman 2.1 では qrunner システムが完全に書き換えられています.
+ Mailman 2.1 では qrunner システムが完全に書き換えられています。
qrunner を cron でスタートはしません! その代わり, bin/mailmanctl
- スクリプトによって, メール配送を起動, 停止, 再起動するようになりま
- した. このスクリプトは UNIX の初期起動スクリプトとして使うこともで
- きます. crontab を新しい, cron/crontab.in ファイルで更新することを
- 忘れないで下さい.
-
- 注意: もし, MM2.1alpha2 以前のシステムから MM2.1alpha2 以後に更新
- するのであれば, 更新する前に, 古い qrunner のプロセスで qfiles/ の
- 全てのメールをクリアーしておくことが重要です. でないと更新後は, そ
- れらのメールは配送されません. そして, それらの保留メールをどうやっ
- て更新したらよいか, 私にはわかりません.
-
- 注意: Mailman 2.1 に更新する時には, aliases ファイルを再生成
- する必要があります. alias の名前やそれが呼び出すプログラム, wrapper
- スクリプトに沢山の変更がありました. あなたがお使いのメールサーバを
+ スクリプトによって、メール配送を起動, 停止, 再起動するようになりま
+ した。このスクリプトは UNIX の初期起動スクリプトとして使うこともで
+ きます。crontab を新しい、cron/crontab.in ファイルで更新することを
+ 忘れないで下さい。
+
+ 注意: もし、MM2.1alpha2 以前のシステムから MM2.1alpha2 以後に更新
+ するのであれば、更新する前に、古い qrunner のプロセスで qfiles/ の
+ 全てのメールをクリアーしておくことが重要です。でないと更新後は、そ
+ れらのメールは配送されません。そして、それらの保留メールをどうやっ
+ て更新したらよいか、私にはわかりません。
+
+ 注意: Mailman 2.1 に更新する時には、aliases ファイルを再生成
+ する必要があります。 alias の名前やそれが呼び出すプログラム、wrapper
+ スクリプトに沢山の変更がありました。あなたがお使いのメールサーバを
Mailman と連携させることの詳細については README.<あなたのMTA> を見
- てください.
+ てください。
- aliases を再生成するには bin/genaliases スクリプトをご利用ください.
+ aliases を再生成するには bin/genaliases スクリプトをご利用ください。
Mailman 2.1 では多言語 (国際化 internationalization = i18n) を導入
- しています. 以前のバージョンでは, ただ一つの言語だけがサポートされ
- ており, この言語は英語であると仮定されていました. Mailman 2.1 への
+ しています。以前のバージョンでは, ただ一つの言語だけがサポートされ
+ ており、この言語は英語であると仮定されていました。Mailman 2.1 への
upgrade スクリプトは lists/<listname> ディレクトリに `en' という
- サブディレクトリが作成され, lists/<listname> から .txt と .html の
- ファイルを全て lists/<listname>/en にコピーします.
+ サブディレクトリが作成され、lists/<listname> から .txt と .html の
+ ファイルを全て lists/<listname>/en にコピーします。
- もし, あなたがこれらのテンプレートファイルを変更して英語でない文書
- を入れていたら, en サブディレクトリを手で名前変更して, 適当な言語
- コードにする必要があります. Mailman の更新スクリプトはデフォルトの
- 重複になっているテンプレートを掃除しますが, これを手でよく確認した
- ほうがよいでしょう.
+ もし、あなたがこれらのテンプレートファイルを変更して英語でない文書
+ を入れていたら、en サブディレクトリを手で名前変更して、適当な言語
+ コードにする必要があります、Mailman の更新スクリプトはデフォルトの
+ 重複になっているテンプレートを掃除しますが、これを手でよく確認した
+ ほうがよいでしょう。
- もし, 標準でないパッチをあてた MM2.0.x をご利用の場合には, 更新に
- 別の問題が発生するかもしれません. 現在までの既知の問題としては:
+ もし, 標準でないパッチをあてた MM2.0.x をご利用の場合には、更新に
+ 別の問題が発生するかもしれません。現在までの既知の問題としては:
- - もし, パッチ #413752 (平文に強制変更) を当てていたら, 更新はス
- ムーズにはいかないでしょう. パッチ #651406 に非公式の解決法が載っ
- ています.
+ - もし, パッチ #413752 (平文に強制変更) を当てていたら、更新はス
+ ムーズにはいかないでしょう。 パッチ #651406 に非公式の解決法が載っ
+ ています。
http://sf.net/tracker/?group_id=103&atid=300103&func=detail&aid=413752
http://sf.net/tracker/?group_id=103&atid=300103&func=detail&aid=651406
個別にリストを更新する
- もし, あなたが全てのリストを一度に 2.1 に更新するのが怖ければ, ひ
+ もし、あなたが全てのリストを一度に 2.1 に更新するのが怖ければ、ひ
とつずつ移動して更新することもできます. まず最初に空のディレクトリ
- に Mailman 2.1 をインストールすます. これを $MM21 と呼びましょう.
- (Mailman 2.0 は $MM20 にインストールされているものとします.)
+ に Mailman 2.1 をインストールすます。これを $MM21 と呼びましょう。
+ (Mailman 2.0 は $MM20 にインストールされているものとします。)
- こうすることは, 全てのリストを Mailman 2.1 に移動するまでの短い間
- Mailman 2.0 と 2.1 が共棲していることになります. MTA とウェブサー
- バによってはこれは透過的で簡単かもしれませんが, 頭痛の種になるかも
- しれません.
+ こうすることは、全てのリストを Mailman 2.1 に移動するまでの短い間
+ Mailman 2.0 と 2.1 が共棲していることになります。MTA とウェブサー
+ バによってはこれは透過的で簡単かもしれませんが、頭痛の種になるかも
+ しれません。
- もし, Apache の mod_rewrite を使っていれば, これはかなり直接的に,
+ もし、Apache の mod_rewrite を使っていれば、これはかなり直接的に、
Mailman 2.1 と 2.0 の両方が /mailman と /pipermail の URL 空間に
- 棲みつくように設定できます. これを使うと移行がリストの管理者と会員
- にとって透過的になります. 詳しくは以下を参照.
+ 棲みつくように設定できます。これを使うと移行がリストの管理者と会員
+ にとって透過的になります。詳しくは以下を参照。
* MTA をシャットダウンする.
- もし, リストから出て行くメールが沢山あるときには, 127.0.0.1
- (localhost) からの接続を残して暫く MTA を動かしておいて, キュー
+ もし、リストから出て行くメールが沢山あるときには、127.0.0.1
+ (localhost) からの接続を残して暫く MTA を動かしておいて、キュー
を流しきるようにする必要があるかも知れません. どのようにするか
- は, MTA に依存します. Exim の場合 "local_interface = 127.0.0.1"
- に設定し, Exim デーモンに "kill -HUP" を送ります.
+ は、MTA に依存します。Exim の場合 "local_interface = 127.0.0.1"
+ に設定し、Exim デーモンに "kill -HUP" を送ります。
- * ウェブサーバをシャットダウンする. プロの視点から言うと, あるい
+ * ウェブサーバをシャットダウンする。プロの視点から言うと、あるい
はウェブサイトのほかの部分にはアクセスできるようにしておきたい
- なら, 全ての /mailman/ へのアクセスに "一時的ですが利用できま
- せん" と書いたページを返すように設定できます.
+ なら、全ての /mailman/ へのアクセスに "一時的ですが利用できま
+ せん" と書いたページを返すように設定できます。
- どのようにするかはサーバーに依存します. Apache と mod_rewrite
- を使っているなら, 次のようにします.
+ どのようにするかはサーバーに依存します。Apache と mod_rewrite
+ を使っているなら、次のようにします。
RewriteRule ^/mailman/.* /var/www/unavailable.html [L]
(もちろん自分で /var/www/unavailable.html を作成しておく必要が
- あります.)
+ あります。)
* Mailman 2.0 に queue 処理を強制する:
Python -S $MM20/cron/qrunner
(これは, $MM20/qfiles にファイルが残っている場合に必要です;
- これが必要なときには, MTA が 127.0.0.1 で動いていることを確認
- してください.)
+ これが必要なときには、MTA が 127.0.0.1 で動いていることを確認
+ してください。)
* リストを移動する:
@@ -173,43 +198,43 @@ Copyright (C) 1998,1999,2000,2001,2002 by the Free Software Foundation, Inc.
bin/withlist -l -r fix_url mylist
(fix_url のステップは Mailman 2.0 と 2.1 が同じ URL空間を共有
- している場合には必要ありません.)
+ している場合には必要ありません。)
* ウェブサーバの設定ファイルを書替えてリストの URL が使えるよう
- にします. ここでは, 2つの可能な方法があります. 簡単な方法では
- Mailman 2.1 のインストール用に新しく URL空間を作成します. 例え
- ば /mailman-21 とします.
+ にします。ここでは、2つの可能な方法があります。簡単な方法では
+ Mailman 2.1 のインストール用に新しく URL空間を作成します。 例え
+ ば /mailman-21 とします。
RewriteRule /mailman/(.*)/(foo-list.*) /mailman-21/$1/$2 [R=temp]
([R=temp] は "/mailman-21/" が一時的な URL であり, Mailman 2.1
への移行が終ったら全てのリストを "/mailman/" に移すことを仮定
- しています.)
+ しています。)
もし, "/mailman-21" のような醜い URL を世間にさらしたくなけれ
- ば, Mailman 2.0 と 2.1 が同じ URL空間を共有するように, もう少
- し仕事が必要です. 次のように Apache と mod_rewrite を設定しま
- す.
+ ば、Mailman 2.0 と 2.1 が同じ URL空間を共有するように、もう少
+ し仕事が必要です。次のように Apache と mod_rewrite を設定しま
+ す。
RewriteRule ^/mailman/(.*)/(foo-list.*) \
$MM21/cgi-bin/$1/$2 \
[T=application/x-httpd-cgi]
- こちらのほうは, 審美的に嬉しいだけでなく, 速いです -- リダイレ
- クトが無いからです.
+ こちらのほうは、審美的に嬉しいだけでなく、速いです -- リダイレ
+ クトが無いからです。
どちらをとるにしても, Mailman 2.1 の保存書庫の URL も書替えて
- おく必要があります.
+ おく必要があります。
RewriteRule ^/pipermail/(foo-list.*) $MM21/archives/public/$1
- * ウェブサーバを再起動します (又は, "一時的ですが利用できません"
- を除きます).
+ * ウェブサーバを再起動します (又は、"一時的ですが利用できません"
+ を除きます)。
- * MTA を再起動します (又は, 127.0.0.1 以外も接続を許可します).
+ * MTA を再起動します (又は, 127.0.0.1 以外も接続を許可します)。
2.0 から 2.0.x への更新 (但し, x >= 1)
- 更新の際の "make install" 以外は何も必要ありません.
+ 更新の際の "make install" 以外は何も必要ありません。
以下略. 英語版の UPGRADING を見てください.(訳者)