aboutsummaryrefslogtreecommitdiffstats
path: root/messages/ja/README
diff options
context:
space:
mode:
authorMark Sapiro <mark@msapiro.net>2016-06-18 12:26:59 -0700
committerMark Sapiro <mark@msapiro.net>2016-06-18 12:26:59 -0700
commitc7205755d291896dfa225d92047f539ff0cbf105 (patch)
tree2dcefed63218598d5e8f4f2ea254d3d9714f02fa /messages/ja/README
parent813a8b76a776969f2637f465d4c3c4ff1ec0749e (diff)
parent559b2defe11ccb9f63927528a24c8c931df1f901 (diff)
downloadmailman2-c7205755d291896dfa225d92047f539ff0cbf105.tar.gz
mailman2-c7205755d291896dfa225d92047f539ff0cbf105.tar.xz
mailman2-c7205755d291896dfa225d92047f539ff0cbf105.zip
Updates to Japanese documentation.
Diffstat (limited to 'messages/ja/README')
-rw-r--r--messages/ja/README160
1 files changed, 89 insertions, 71 deletions
diff --git a/messages/ja/README b/messages/ja/README
index ccef7b7f..3d789fc2 100644
--- a/messages/ja/README
+++ b/messages/ja/README
@@ -1,29 +1,30 @@
Mailman - The GNU Mailing List Management System
-Copyright (C) 1998,1999,2000,2001,2002 by the Free Software Foundation, Inc.
+Copyright (C) 1998-2015 by the Free Software Foundation, Inc.
51 Franklin Street, Fifth Floor, Boston, MA 02110-1301, USA
-これは Mailman 2.1 の README を菊地@高知大が和訳したものです.
-誤訳があるかもしれないので,必ず原本(英文)を参照してください.
+これは Mailman 2.1 の README を故・菊地時夫氏が和訳したものを元に
+二木@市民電子情報網が内容を更新したものです。
+誤訳や情報の更新があるかもしれないので、必ず原本(英文)を参照してください。
はじめに
これは GNU Mailman すなわち GNU 公開使用許諾(GPL) のもとで配布される
- メーリングリスト管理システムです.このプロジェクトの名前は "Mailman"
- と綴ります.但し,最初の 'M' は大文字で,2つ目の 'm' は 小文字で
- 書きます.この他のどんな綴りも間違いです.
+ メーリングリスト管理システムです。このプロジェクトの名前は "Mailman"
+ と綴ります。但し、最初の 'M' は大文字で,2つ目の 'm' は 小文字で
+ 書きます。この他のどんな綴りも間違いです。
Mailman は主に Python つまりフリーのオブジェクト指向スクリプト言語で
- 書かれています.セキュリティの目的でいくらかは ANSI C のコードも
- 含まれます.
-
- Mailman は最初 John Viega によって開発されました.その後,
- (Version 1.0b3 まで) Ken Manheimer が開発に携わりました. さらに
- 1.0 最終版までの作業はグループの力で,主要な貢献者は Barry Warsaw,
- Ken Manheimer, Scott Cotton, Harald Meland, John Viega です.
- Version 1.0 から先は主に Barry Warsaw が保守にあたり, 多くの人たち
- からの貢献を受けました.詳しくは ACKNOWLEDGMENTS ファイルを読んで
- ください.Jeremy Hylton は Mailman 2.0 の Pipermailコードに
- 貢献しました.
+ 書かれています。セキュリティの目的でいくらかは ANSI C のコードも
+ 含まれます。
+
+ Mailman は最初 John Viega によって開発されました。その後、
+ (Version 1.0b3 まで) Ken Manheimer が開発に携わりました。さらに
+ 1.0 最終版までの作業はグループの力で、主要な貢献者は Barry Warsaw、
+ Ken Manheimer、Scott Cotton、Harald Meland、John Viega です。
+ Version 1.0 から先は主に Barry Warsaw が保守にあたり、 多くの人たち
+ からの貢献を受けました。詳しくは ACKNOWLEDGMENTS ファイルを読んで
+ ください。Jeremy Hylton は Mailman 2.0 の Pipermailコードに
+ 貢献しました。
Mailman のホームページは
@@ -36,68 +37,68 @@ Copyright (C) 1998,1999,2000,2001,2002 by the Free Software Foundation, Inc.
にあります.
- Mailman 2.1 は Python 2.1.3 または以降のバージョンを必要とします.
+ Mailman 2.1 は Python 2.4 または以降のバージョンを必要とします。
+ (訳注: Python 3 以降には対応していないと思われます)
これは次のサイトからダウンロードできます:
http://www.python.org
- これを書いている時点での安定版 Python 2.3.4 を使うとよいかも
- しれません.
+ これを書いている時点(2015年2月10日)での最新の 2.7 系パッチリリース
+ であるPython 2.7.9 を使うことを推奨します。
+ (訳注: この訳を作っている2016年3月2日現在 2.7.10 が出ており、
+ これを使うことを推奨します)
- http://www.python.org/2.3.4
+ Mailman 2.1 は Python 2.2 以前のバージョンでは動かず、また、
+ Python 2.3 では機能のうちの一部は動作しないと思われます。
- Mailman は最新の Python 2.4 でも, Python 2.2 系最新の 2.2.3 でも
- 動きます. Mailman 2.1 は Python 2.0 よりも以前のバージョンでは
- 動きません.
+ また Python と Mailman を入れるには ANSI C コンパイラも必要です。
+ gcc (GNU C コンパイラ)はその目的に適合しています。 Mailman は
+ 現在のところ GNU/Linux とその他の UNIX 風のオペレーティングシステム
+ (例えば Solaris、*BSD、MacOSX、等) でのみ作動します.Windows では
+ 動きませんが、ェブとメールのクライアントソフトは Mailman との
+ 接続には十分機能します。
- また Python と Mailman を入れるには ANSI C コンパイラーも必要です.
- gcc (GNU C コンパイラー)が ピッタシです.Mailman は現在のところ
- GNU/Linux とその他の UNIX 風のオペレーティングシステム (例 Solaris,
- *BSD, MacOSX, その他) でのみ作動します.Windows では動きませんが,
- ウェブとメールのクライアントソフトは Mailman との接続には十分機能
- します.
-
- インストールには INSTALL ファイルを見てください.もし,以前のバー
- ジョン からバージョンアップしようとしているのであれば,UPGRADING
- ファイルに 重要な情報が入っていますので必ず読んでください.
+ インストールには INSTALL ファイルを見てください。もし、以前のバー
+ ジョン からバージョンアップしようとしているのであれば、UPGRADING
+ ファイルに 重要な情報が入っていますので必ず読んでください。
特徴
- Version 0.9 からの変更については NEWS ファイルを読んでください.
- (沢山の)要望リストについては TODO ファイルを読んでください.
- Mailman の作動しているところは,
+ Version 0.9 からの変更については NEWS ファイルを読んでください。
+ (膨大な)要望リストについては TODO ファイルを読んでください。
+ Mailman の動作しているところは、
http://mail.python.org/mailman/listinfo
- で見ることができます.
+ で見ることができます。
Mailman はメーリングリスト管理プログラムに期待される標準的な
- 特徴をほとんど備えています.さらに:
+ 特徴をほとんど備えています。さらに:
- リスト管理のほとんど全ての作業が Web ベースです.Webベースの
- 登録とユーザ設定管理ができます.それぞれのメーリングリストの
- "ホームページ" はカスタマイズできます.
+ 登録とユーザ設定管理ができます。それぞれのメーリングリストの
+ "ホームページ" はカスタマイズできます。
- - (司会者を置く)モデレート,公開・非公開の登録(入会)ポリシー
- 会員名簿の非公開, 送信者に基くフィルターなどのプライバシー
- 設定ができます.
+ - (司会者を置く)モデレート、公開・非公開の登録(入会)ポリシー
+ 会員名簿の非公開、送信者に基くフィルターなどのプライバシー
+ 設定ができます。
- - ビルトインで自動Webベース・アーカイブ(保存書庫)ができます.
+ - ビルトインで自動Webベース・アーカイブ(保存書庫)ができます。
書庫は公開または非公開にでき,外部のアーカイバに渡すことも
- できます.
+ できます。
- ユーザ毎の設定で MIME 形式または RFC1153 スタイルで「まとめ読み」
- の設定をすることができます.
+ の設定をすることができます。
- - メール/ニュース ゲートウェイが組み込まれています.
+ - メール/ニュース ゲートウェイが組み込まれています。
- - 自動返答が組み込まれています.
+ - 自動返答が組み込まれています。
- - Majordomo スタイルの メールベースのコマンド.
+ - Majordomo スタイルの メールベースのコマンド。
- - 拡張可能な枠組みでの,バウンス(メールエラー)検出機構を内蔵.
+ - 拡張可能な枠組みでのバウンス(メールエラー)検出機構を内蔵。
- - SPAM 検出機能を内蔵.MIMEに基く内容フィルター
+ - SPAM 検出機能を内蔵。MIMEに基く内容フィルター
- 拡張性のあるメール配送パイプライン
@@ -105,25 +106,30 @@ Copyright (C) 1998,1999,2000,2001,2002 by the Free Software Foundation, Inc.
必要事項
- デフォルトのメール配送機構は直接 SMTP 接続を使っており,ポート
+ デフォルトのメール配送機構は直接 SMTP 接続を使っており、ポート
番号25で動いているどんなメール配送システム(MTA) であっても構い
ません.ですから,どんな MTA でも Mailman を使うことができます
- が,特定の MTA (Exim と Postfix) を使うと, ウェブを通したリスト
- の作成と削除もサポートできます.
+ が、特定の MTA (Exim と Postfix) を使うと、ウェブを通したリスト
+ の作成と削除もサポートできます。
Mailman は CGI/1.1 をサポートするどんな web サーバでも使えます.
- 生成される HTMLはとても平凡で画像をケチっていますので, ほとんどの
- ブラウザにとってフレンドリーのはずです.
+ 生成される HTMLはとても平凡で画像をケチっていますので、ほとんどの
+ ブラウザにとってフレンドリーのはずです。
- Mailmanインストールの設定の一部の段階で,ホストマシンでのroot
- 権限が必要になります.詳しくは INSTALL を見てください.
+ Mailmanインストールの設定の一部の段階で、ホストマシンでのroot
+ 権限が必要になります。詳しくは INSTALL を見てください。
Mailman のウェブとメールのユーザインターフェースはどんなメール
- ソフトでもウェブブラウザでも使えるようにしていますが, メール
- ソフトは MIME を理解できるほうがよいでしょう. Java や JavaScript
- やその他のカッコいいプラグインは必要ありません.
+ ソフトでもウェブブラウザでも使えるようにしていますが、メール
+ ソフトは MIME を理解できるほうがよいでしょう。Java や JavaScript
+ やその他のカッコいいプラグインは必要ありません。
はじめてリストを作成する
+ (訳注: こののセクションは現在のREADMEにはなく、この内容は doc
+ ディレクトリ以下にあるインストールマニュアル(installation manual)の
+ セクション12 および 13 でカバーされていますが、2016年3月2日現在でも
+ この手順で問題はないように思われますし、せっかくの訳なので残して
+ おきます。)
以下の手順は, あなたが既に INSTALL ファイルに従って Mailman を
インストールし, 設定済みであると仮定しています. テストのリスト
@@ -189,26 +195,38 @@ Copyright (C) 1998,1999,2000,2001,2002 by the Free Software Foundation, Inc.
もし, つまづくようなことがあれば, 次のセクションのその他の情報を
見てください.
+
その他の情報
オンライン文書は, あなたが Mailman を開いたディレクトリの下の
file:doc/
- に入っています.
+ に入っています。
- Chris Kolar はリスト管理者のためのマニュアルを作成しました.
- 以下の URL にあります.
+ コミュニティ手動でまとめられた情報のための wiki は以下にあります。
- http://www.aurora.edu/~ckolar/mailman/
+ http://wiki.list.org
+ wiki には Mailman コミュニティが保守しているオンラインFAQが含まれて
+ おり、そこには膨大な情報があります。
-(その他の英語の情報については英語版のREADMEを見てください)
+ http://wiki.list.org/display/DOC/Frequently+Asked+Questions
+
+ また、さらなる文書にへのリンクは以下の通りです。
- 日本語で Mailman についての情報をやりとりするメーリングリストが
- 以下のところにあります.
+ http://wiki.list.org/display/DOC/
+
+
+(その他の英語の情報については英語版のREADMEを見てください)
- http://mm.tkikuchi.net/
+ 日本語で Mailman についての情報をやりとりするための場所としては
+ Google Groups に以下のフォーラムが開設されています。
- 日本語での Mailman の運用については README.ja も読んでください.
+ https://groups.google.com/forum/#!forum/mailman-users-jp
+ なお、この日本語訳の内容については元訳者が故人であり、
+ 補訳者である二木が上記フォーラムには参加できていないため、
+ launchpad.net の bug または merge proposal あるいは
+ https://launchpad.net/~futatuki を通じて直接二木までお知らせ
+ 頂ければ幸いです。