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path: root/messages/ja/README
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author <>2003-01-02 05:25:50 +0000
committer <>2003-01-02 05:25:50 +0000
commitb132a73f15e432eaf43310fce9196ca0c0651465 (patch)
treec15f816ba7c4de99fef510e3bd75af0890d47441 /messages/ja/README
downloadmailman2-b132a73f15e432eaf43310fce9196ca0c0651465.tar.gz
mailman2-b132a73f15e432eaf43310fce9196ca0c0651465.tar.xz
mailman2-b132a73f15e432eaf43310fce9196ca0c0651465.zip
This commit was manufactured by cvs2svn to create branch
'Release_2_1-maint'.
Diffstat (limited to 'messages/ja/README')
-rw-r--r--messages/ja/README212
1 files changed, 212 insertions, 0 deletions
diff --git a/messages/ja/README b/messages/ja/README
new file mode 100644
index 00000000..dad5410f
--- /dev/null
+++ b/messages/ja/README
@@ -0,0 +1,212 @@
+Mailman - The GNU Mailing List Management System
+Copyright (C) 1998,1999,2000,2001,2002 by the Free Software Foundation, Inc.
+59 Temple Place - Suite 330, Boston, MA 02111-1307, USA
+
+これは Mailman 2.1 の README を菊地@高知大が和訳したものです.
+誤訳があるかもしれないので,必ず原本(英文)を参照してください.
+
+はじめに
+
+ これは GNU Mailman すなわち GNU 公開使用許諾(GPL) のもとで配布される
+ メーリングリスト管理システムです.このプロジェクトの名前は "Mailman"
+ と綴ります.但し,最初の 'M' は大文字で,2つ目の 'm' は 小文字で
+ 書きます.この他のどんな綴りも間違いです.
+
+ Mailman は主に Python つまりフリーのオブジェクト指向スクリプト言語で
+ 書かれています.セキュリティの目的でいくらかは ANSI C のコードも
+ 含まれます.
+
+ Mailman は最初 John Viega によって開発されました.その後,
+ (Version 1.0b3 まで) Ken Manheimer が開発に携わりました. さらに
+ 1.0 最終版までの作業はグループの力で,主要な貢献者は Barry Warsaw,
+ Ken Manheimer, Scott Cotton, Harald Meland, John Viega です.
+ Version 1.0 から先は主に Barry Warsaw が保守にあたり, 多くの人たち
+ からの貢献を受けました.詳しくは ACKNOWLEDGMENTS ファイルを読んで
+ ください.Jeremy Hylton は Mailman 2.0 の Pipermailコードに
+ 貢献しました.
+
+ Mailman のホームページは
+
+ http://www.gnu.org/software/mailman
+
+ にあり,そのミラーは
+
+ http://www.list.org
+ http://mailman.sf.net
+
+ にあります.(訳注:多少内容が違っています)
+
+ Mailman 2.1 は Python 2.1.3 または以降のバージョンを必要とします.
+ これは
+
+ http://www.python.org
+
+ からダウンロードできます.Python 2.1.3 または Python 2.2.2 がこれを
+ 書いている時点での最新版ですので, お勧めします. Mailman 2.1 は
+ Python 2.0 よりも以前のバージョンでは動きません.
+
+ また Python と Mailman を入れるには ANSI C コンパイラーも必要です.
+ gcc (GNU C コンパイラー)が ピッタシです.Mailman は現在のところ
+ GNU/Linux とその他の UNIX 風のオペレーティングシステム (例 Solaris,
+ *BSD, MacOSX, その他) でのみ作動します.Windows では動きませんが,
+ ウェブとメールのクライアントソフトは Mailman との接続には十分機能
+ します.
+
+ インストールには INSTALL ファイルを見てください.もし,以前のバー
+ ジョン からバージョンアップしようとしているのであれば,UPGRADING
+ ファイルに 重要な情報が入っていますので必ず読んでください.
+
+特徴
+
+ Version 0.9 からの変更については NEWS ファイルを読んでください.
+ (沢山の)要望リストについては TODO ファイルを読んでください.
+ Mailman の作動しているところは,
+
+ http://mail.python.org/mailman-21/listinfo
+
+ で見ることができます.
+
+ Mailman はメーリングリスト管理プログラムに期待される標準的な
+ 特徴をほとんど備えています.さらに:
+
+ - リスト管理のほとんど全ての作業が Web ベースです.Webベースの
+ 登録とユーザ設定管理ができます.それぞれのメーリングリストの
+ "ホームページ" はカスタマイズできます.
+
+ - (司会者を置く)モデレート,公開・非公開の登録(入会)ポリシー
+ 会員名簿の非公開, 送信者に基くフィルターなどのプライバシー
+ 設定ができます.
+
+ - ビルトインで自動Webベース・アーカイブ(保存書庫)ができます.
+ 書庫は公開または非公開にでき,外部のアーカイバに渡すことも
+ できます.
+
+ - ユーザ毎の設定で MIME 形式または RFC1153 スタイルで「まとめ読み」
+ の設定をすることができます.
+
+ - メール/ニュース ゲートウェイが組み込まれています.
+
+ - 自動返答が組み込まれています.
+
+ - Majordomo スタイルの メールベースのコマンド.
+
+ - 拡張可能な枠組みでの,バウンス(メールエラー)検出機構を内蔵.
+
+ - SPAM 検出機能を内蔵.MIMEに基く内容フィルター
+
+ - 拡張性のあるメール配送パイプライン
+
+ - 仮想ドメインをサポート
+
+必要事項
+
+ デフォルトのメール配送機構は直接 SMTP 接続を使っており,ポート
+ 番号25で動いているどんなメール配送システム(MTA) であっても構い
+ ません.ですから,どんな MTA でも Mailman を使うことができます
+ が,特定の MTA (Exim と Postfix) を使うと, ウェブを通したリスト
+ の作成と削除もサポートできます.
+
+ Mailman は CGI をサポートするどんな web サーバでも使えます.
+ 生成される HTMLはとても平凡で画像をケチっていますので, ほとんどの
+ ブラウザにとってフレンドリーのはずです. 通常, Windows では
+ IE5.5, Netscape 4.7x, Mozilla, Linux では Netscape 4.7x と
+ Mozilla で試験しています. (時には Linux の Lynx や MacOS の
+ Netscape と Mozilla でも).
+
+ Mailmanインストールの設定の一部の段階で,ホストマシンでのroot
+ 権限が必要になります.詳しくは INSTALL を見てください.
+
+ Mailman のウェブとメールのユーザインターフェースはどんなメール
+ ソフトでもウェブブラウザでも使えるようにしていますが, メール
+ ソフトは MIME を理解できるほうがよいでしょう. Java や JavaScript
+ やその他のカッコいいプラグインは必要ありません.
+
+はじめてリストを作成する
+
+ 以下の手順は, あなたが既に INSTALL ファイルに従って Mailman を
+ インストールし, 設定済みであると仮定しています. テストのリスト
+ を作成するには, 以下のようにしてください:
+
+ - 最初に, サイト管理者のパスワードを設定します. インストール
+ したディレクトリ(デフォルトでは /usr/local/mailman) に cd して
+ 次のようにします.
+
+ % bin/mmsitepass
+ New site password: [yourpassword]
+ Again to confirm password: [yourpassword]
+ Password changed.
+
+ 訳注: もし, あなたが環境変数 LANG を ja に設定したら
+ 以下のようなプロンプトが出てくるかもしれません.
+
+ % bin/mmsitepass
+ 新しい サイト のパスワード:
+ パスワード確認:
+ パスワードを変更しました.
+
+ - 次のような URL に接続します.
+
+ http://my.dom.ain/mailman/create
+
+ 画面に出てくる指示に従ってフォームに記入します. そして,
+ "リスト作成者の認証パスワード: " のところに先ほどのパスワード
+ を入れます. 自分のメールアドレスを"最初のリスト管理者アドレス"
+ に入れて, 「リスト作成完了」をメールで管理者に知らせるように,
+ "はい" を選びます.
+
+ - 「リストを作成する」をクリックします.
+
+ - メールをチェックして, 新しいメーリングリストが作成されたことを
+ 知らせるメールを読みます.
+
+ - 注意: もし, Exim か Postfix 以外の MTA を使っている場合には,
+ (例えば, Sendmail や qmail) メーリングリストの alias を手で
+ 設定するという, 一手間が必要です. あなたが受け取ったメールに
+ 書かれた指示に従ってください. (あなたの MTA についてどのように
+ したらよいのか知っている必要があります. 詳しくは, あなたの
+ MTA についての README を読んでください.)
+
+ - リストの管理ページへ行ってください. (ウェブページのリンクか
+ メールに書かれたリンクをたどります) 典型的な URL は次のように
+ なっているはずです.
+
+ http://my.dom.ain/mailman/admin/mysitelist
+
+ リストのパスワードを入れて「ログイン...」をクリックします
+
+ - 「会員管理」をクリックし, 続いて「まとめて入会登録」へ行きます.
+
+ - 自分のメールアドレスを大きなテキストフィールドに入れて
+ 「変更を送信する」をクリックします.
+
+ - 自分のメールソフトを使って, yourlist@my.dom.ain 宛てにメールを
+ 出して見てください. Mailman を経由して配送されるメールが
+ 1,2 分のうちに届くでしょう.
+
+ おめでとう!初めてのメーリングリスト作成とテストが完了しました.
+ もし, つまづくようなことがあれば, 次のセクションのその他の情報を
+ 見てください.
+
+その他の情報
+
+ オンライン文書は, あなたが Mailman を開いたディレクトリの下の
+
+ file:admin/www/index.html
+
+ に入っています.
+
+ Chris Kolar はリスト管理者のためのマニュアルを作成しました.
+ 以下の URL にあります.
+
+ http://www.aurora.edu/~ckolar/mailman/
+
+
+(その他の英語の情報については英語版のREADMEを見てください)
+
+ 日本語で Mailman についての情報をやりとりするメーリングリストが
+ 以下のところにあります.
+
+ http://mm.tkikuchi.net/
+
+ 日本語での Mailman の運用については README.ja も読んでください.
+